声楽編①○○を触ればわかる!一流の声楽家かそうではないか

先生の身体を触らせてもらって
最初にビックリしたのが


『肋骨の柔軟性』


ある程度柔らかいのは
予想していましたが


背中側の肋骨の広がりは
予想以上の可動性!


フワフワなベッドのような触感

 

肋骨は肋軟骨

(上図の胸の真ん中の白い部分)

 

の弾力性で膨らんだりしぼんだり

すると言われておりますが

 

パフォーマンスの高い身体は

骨もしなります。

触るとわかります

 

そして
筋肉や骨格というのは


動的パフォーマンスが
高ければ高いほど
柔らかくなります


可動させたい場所はしなやかに
安定させたい場所はしっかり
がっちりしているのが理想


まさに先生の身体は
可動させたい上半身はふわふわで
そのハイパフォーマンスを


受け止める下半身はしっかり
しているという理想形でした
いやぁスゴい☆


ではなぜパフォーマンスの高い筋肉は
柔らかくなるのか?


それにはまず筋肉の
特性を知る必要があります


筋肉は例外を除いて
骨から骨に付くものです


これが伸び縮みして
骨を引っ張ることによって


骨と骨の間(関節)は
動く構造になっております


この伸び縮みの方法は
アイソトニック(等張性収縮)
と言います


筋肉の繊維が蛇腹のように
滑り込む動きが綺麗に
ちゃんとできていれば


筋肉は柔らかくなります


筋肉の伸び縮みには
もう一種類あります


アイソメトリック(等尺性収縮)


これは重いものを持って
そのままキープしたり


お腹にパンチを受けても
痛くないように
ギュッと固めるような


伸び縮みの方法です


これを多用すると
筋肉は固くなります


コンタクトスポーツには
必要なトレーニングかも
しれませんが、


声楽家の身体を作る際には
やらない方がよさそうですね


さて、


ここまでは医学書や
教科書に書いてあること
ですが


私のゼロウォーキング®理論は
もう少し深く人間の原理原則を
お伝えしております


ではすべての筋肉を伸び縮みすれば
やわらかくなりパフォーマンスが上がるのに


どうしてみんなそのように
ならないのでしょうか?


どうして先生と同じように
身体が動かせないのか?


どうしてレッスンにおいて
生徒側は意図する動きや発声ができないのか?


それは一言で言うと
『せぼねのちから』
のレベルが違うからです


先生は、身体レベルが高く
『せぼねのちから』を
つまく使いこなしています


全身には
約200個の関節
約400個の筋肉がありますが、


先生はそのほとんどを
歌うことに特化して


限りなく細分化して
自然体でリラックスして
動かすことができるので


声を
体内で反響させ、
地面や空間に響かせ


ボリュームを最大化させ
より遠くまで飛ばせる
超高性能な楽器を


身体で実現できる
超絶パフォーマンスを
発揮することができます


ではどうしたら先生のような
身体になれるのでしょうか?


続きはまた次回

2019年02月22日