「せぼねのちから」を上げるには

「せぼねのちから」を上げるには

人類の進化の過程を考える必要があります。

 

 

 

長い歴史の中で

人は猿から進化して

二足歩行ができるようになりました

 

どうして二足歩行が

できるようになったのでしょうか?

 

それは人類がある物理的な力

進化の過程で手に入れたから

なのです

 

その物理的な力とは

 

「回転力」

 

知っていましたか?

人類以外の哺乳類は

体幹を捻ることはできないんです

 

サルは氷河期に

「暖かい大地」と「食料」を求めて

大移動をした時期がありました

 

当時のお猿さんって

手の「こぶし」を床につけて

あるくイメージ

 

ゴリラの方がイメージしやすい

かもしれません

 

ナックルウォーキングと

呼ばれている歩き方をしていました

 

体幹がねじれないお猿さんも

かなりの距離を大移動したせいで

ねじれなかった体幹がねじれるようになった

 

それで手に入れたのが

「回転力」

 

回転力って「たけとんぼ」

みたいに「浮力」が生まれるのは

イメージできますか?

 

そしてコマのように

中心軸が真っすぐになっていき

 

二足歩行完成!

 

そうすると「せぼね」って

伸びあがってくる感じになるんです

 

「首」から「腕」全体の筋肉へ神経が出ています

「腰」から「脚」全体の筋肉へ神経が出ています

西村書店 カラー人体解剖学より

 

前回のブログの説明のように

 

せぼねが上下につぶれていたら

腕や脚にいく神経の元栓が閉まって

 

動かせる筋肉が減るんです

 

せぼねが上下に伸びてくれたら

元栓が開いて腕や脚が使いやすくなるんです

 

つまり

せぼねのちからを上げるには

 

回転力を伴った

人類が進化の過程で獲得した歩行

を再び手に入れていけばいいのです

 

そしてより美しく美姿勢・美脚を

手に入れるためには

 

より中心軸を回転させやすい

筋肉の使い方をマスターしていけば

いいのです

 

筋肉の使い方の前に

ステージが違うと身体に

どんな物理的な力がかかるか

 

解説していきますね

 

それではまた次回

2019年02月16日