声楽編⑦一流の声楽家の身体の使い方~力のベクトル~

では、T先生は歌っている時

どんな方向に身体のパーツを

使っているのか?

 

そのベクトル方向を図解して

説明したいと思います

 

【前方から見た力のかかり方】

 

 

①背骨と脚は上下に引っ張り合う力

②肋骨上部は引き上げ、前方の肋軟骨付近には内臓ごと上方に引き上げる力

③前方から触る肋骨側壁は思ったより広がらない

④骨盤は前傾

⑤上肢は肋骨から独立し自然に開く方向へ

 

これをするには

【首と肋骨上部の分離】

【お腹と骨盤の分離】

ができないとできません~

 

ちなみに

首と肋骨上部の分離は

上肢の脱力ができて、肩甲骨を使いこなし

猫背を治さないと不可能です

 

ストレスなどが強い方は

肋骨上部や肩を引き上げて、

胸骨の真ん中が丸まるような

猫背呼吸になりやすい傾向があります

 

つまり首と肋骨上部を分離するには

ストレスコントロールもポイントになります

 

お腹と骨盤の分離は

腸内環境をよくして、

腹部のインナーマッスルを使いこなさないとできません~

 

さらっとやっているT先生!

超さすがです☆

 

【後方からみた力のかかり方】

 

①首の後ろ肋骨上部(背部)を引き上げる力

②肩甲骨を広げて、下方に引き下げる力

③肋骨下部を引き下げながら、横に広げる力

④骨盤前傾(腰椎3番での前傾)

⑤骨盤と足底で引っ張り合う力

 

これをするには

【首と肋骨上部を分離する力(背部)】

【肩甲骨と肋骨を分離する力】

【骨盤と脚を分離する力】

ができないとできません~

 

ちなみに首を引き上げる力を使うには

「脇を締める力」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年03月08日